


・賃金制度とは
賃金制度とは、「人」が経営資源の中で最も重要な資源であるということと、時代とともに変化し続けていくものであることがポイントとなります。
賃金制度は特に、上手に運用できるか否かが重要なテーマですが、他社の物真似ではない、自社に本当にマッチする制度を構築しなければなりません。
しかし実際の問題として、現状の賃金制度をどのように変更、構築すればよいのか、どのような手順を踏めばよいのか、など悩んでいる経営者や人事担当者も多いのではないでしょうか。
賃金・退職金制度の見直し
見直すには、まず現在制度の背景を理解します。
賃金制度を見直そうとする場合、どのよな考え方で現在の制度が出来ているのかを確認する必要があります。たとえば手当て一つにしても、支給する目的があり、経営者の思いがあります。
これらの背景をよく理解した上で賃金制度の見直しに入らないと、これまでの会社の歴史や考え方、社員に対する経営者の思いや配慮が否定されることになり、社員からの反発を招きかねません。
社員から理解されて初めて新しい制度もスムーズに運用することができます。
退職金制度

退職金制度とは、従来型評価制度である終身雇用制や年功序列制においては転職防止の観点から有効に働いてきた制度ですが、転職することが当たり前の現在ではあまり有効的な制度とはいえないようです。これまでの退職金制度の意義は薄れてしまったといえます。
退職金制度の運用には、どのような人事・評価制度を採用するかで大きく変わってきます。したがって退職金制度改革には、会社の人事に対する方針そのものの見直しが必要となってきます。
賃金制度改革の進め方
安易な気持ちで賃金制度見直しに取り掛かるのではなく、「現状の賃金制度の問題点は何か?」「なぜ、どのように改定するのか」を明確にして、改革理由と目的を経営者と社員が共有することが大切です。
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ステップ1 |
経営理念、経営方針、長期・中期経営計画、人事部門計画を再確認して明確にする。 |
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ステップ2 |
現在の賃金制度の問題点を洗い出す。 |
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ステップ3
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あるべき賃金制度の姿を明確にして、改善点を洗い出す。 |
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ステップ4
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新賃金制度導入の期限を決め、プロジェクトチームを発足させる。 |
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ステップ5 |
やるべき事をリストアップしてスケジュールを立てる。 |
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ステップ6 |
新賃金制度の作成と規則・規定の変更 |
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ステップ7
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社員への説明と新賃金制度の導入 |
賃金・退職金制度の見直しに必要なことは

賃金制度、退職金制度を構築していくためには、制度自体の問題だけではなく、多くの背景を考慮に入れて見直しをしていかなければなりません。
例えば会社のいままでの歴史、社内のその他の制度、または独自の社風などにも深い認識が必要とされます。
日頃の実務ベースの業務による現状分析

・私たちの取り組み
オリジナルな制度を作り上げていくためには、まずは実務的な業務である給与計算、社会保険事務管理、労働保険事務管理等を行い、日々日ごろからのお客様の会社の現状分析が不可欠であると考えています。
給与計算、社会保険事務管理業務を行っていく過程においての多く情報、例えば、年齢や年間の時間外労働時間などの傾向などは、お客様の賃金・退職金制度を設計する為の現状分析にとてもに参考になります。
賃金・退職金制度設計を依頼するには
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柳原社会保険労務士事務所は、全国社会保険労務士会連合会より、個人情報保護事務所SRPに認証されています。安心してご依頼ください。 |
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